グラン・トリノ Gran Trino

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あー良い映画だったー!!
なんとなく結末は、まあ避けて通れないこういう感じの展開なんだろうな、というのは最初のほうからわかるわけですが、その結末のあり方が、なんとも、重荷がおりるという感覚。それは多分「自分でもこの主人公と多分同じように行動するだろうな」という、そう、そこにある。乗り越えていく、という感じ。イーストウッドの映画はずーっと、この 重荷がおりる という感覚がなかった。むしろ 観ている側の重荷をさらに重くし、さらにこの重みを味わい考えてみて、内省してみて、と観客に要求するような結末が多かった。このグラン・トリノは、これまでの映画のような 罪 がテーマでありながらも、何か 自分で自分のその重荷を解き放つという、そういう境地にまで高められていて 実に良かった!!!泣かなかったのも、この 解き放たれる感覚、同感できるこの感覚にあると わたくしは思いました。

隣人の二人の子供の役者がまた上手で、またとてもよかった。アメリカン・ティーンエイジャーの疎外感ではない何かを表現できていて、たしかにこの二人なら友達になれるんだな、という味わいがあった。

また、面白かった。何度も笑いながら観ました。イーストウッドの演技、演出はコミカルで実にかわいかった。悪態をつきあえる人間関係のなかにだけある、偽善のない感じ、面白い会話の展開の味わい、脚本もよかった。

後味は、ラストシーンのように、爽快な傑作だった。

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