心の旅路 Random Harvest

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なんて素晴らしい映画でしょうか!こんないい映画が今から未来に作れますか?!これはこの時代の産物、この時代の最後の輝きの産物なんでありましょう。

すばらしい~水野晴雄先生の推薦文句を信じて、350円くらいで本屋さんに並んでいた1本を買って帰った訳ですが、大正解でしたな。知らなかったけれど、この監督さんは私が高校生のとき父親の勧めで見て号泣したヴィヴィアン・リーの「哀愁」と同じ監督さんなんですなあ。「哀愁」も同じラインで売っていたので買ってしまいました。初めて「哀愁」を見てあれからはや20年、あまりに悲しい思い出が残っていたので見ないで来ましたが、今般見直した「哀愁」はやはり号泣でした、でも「哀愁」についてはまた別途。

とにかくこちらは温かいのが「哀愁」との違い。この邦題も素晴らしい。昔の映画は邦題がいいんだよなあ。まさに心の旅路、そう、これは心の旅路なんだよな。善き人、善き人しか出てこないんであります。ガースンもコールマンも、どこか影以上に明るさ、明るさだけでなく強さと懐の深さを持っていて、彼女の人生の描き方には共感が、彼の人生の描き方にはユニークな面白みがある。そしてなんといっても、姪っ子ですなあ。教会、あそこの書き方。あんな短時間でのすごく深い描き方が今の映画にはもうできないんだよなあ。姪っ子と教会で見つめ合うシーンの巧さ。びっくりしました。勉強になりました.

主役の二人が再会のシーンも、詳しく書きませんが、なんとも巧い!おおそうか、そうなのか!という時間なんですな。全体が、見る側の心の動きと対話するように進んで行く展開。どうしてこういう脚本ができるのでしょうか。いや、脚本だけじゃないな。この監督のセンスだな。取り方、切り方、つなぎ方。画面にそつがないんであります。もちろん役者さんの演技もクセがなくてとても良い。なんという深い味わいある表情をするのでしょうか。

晴雄先生でなくとも、私もこの映画は10回は見てしまうと思います。もう1週間で2回見ましたぜ~。




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