シッコ Sicko

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マイケル君の映画は集中力が要るため、気分をUnwindしたい映画の旅としては避けてしまう。が、たまたま、そろそろこの単位も取っとくか、という気になり、見てみました。

やっぱうまいな~この切り口、エピソードのつなぎ、テンポ。勉強になりまっす!

米国が国民皆保険でないのは知ってたが、それがここまでワークしてないとは、知らなかった。ここで繰り広げられるめくるめく悲劇は冗談のように人間をあざわらっている。ドキュメンタリー映画は、登場人物を客観的に見ている我々を主観的な視点に置き換える、当事者効果がある。この映画の訴求力は大変強いものがある。
米国の医療制度というテーマの根底には、自分たちで作る制度でしかもたらされない、よりよい社会の構築に、常に、真剣に、取り組まなくてはならない、ゴールはないという、普遍的なメッセージがある。それがこの映画にパワーがある理由だ。マイケル君は、普遍性を持たせる視点というのが、出色な語り手であるのだ。

しかしながら、ここで見られる医療制度の腐敗は、米国流資本主義の同じ流れなのだから、今の経済金融崩壊を招いているのも、すべてつながっているな。今の投資銀行経済の崩壊は、ひとつのイデオロギーの崩壊なんだな。60年代にブームのように世界の知識層が染まった共産主義のイデオロギー、それと同じように、振り返られるんだなきっと。
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