パンズ・ラビリンス El laberinto del fauno/Pan's Labyrinth

ここ怖い~血がテーマなのか、血がいつもいたるところに。ハリウッドアクションの血じゃなくて、北野武映画のように痛い痛い血デス。拷問、殺人、すべてのシーンが痛い。(半分目をつぶっていたが、)はやりのファンタジー冒険もののパッケージにあって、戦争や殺戮の痛さと不気味さが際立って伝わってくる(半分目をつぶっていたが)

この痛い世界に、この世界から逃れようとする無垢の少女がいる。他方、この世界を変えようとするレジスタンスの女性がいる。二人は心が通じ合うんだけど、どうしてもこの二人だけでは途方も無く無力な、圧倒的な暴力が二人を取り囲んでいる。
そして、この映画のレビューで良く見た、素晴らしいラスト、がやってくる・・・号泣した。

大長編ではないが、一度見たら忘れない。童話を読むように、自然と主人公の女の子の視点になる我々は、大きな暴力の恐怖にさらされながら2時間弱を送る。暴力である戦争の本当の痛み、恐怖、俗悪さ、バカさ。そこに無意識ながら生きた純真な生命が、対比的に書かれている、反暴力映画。
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